公益社団法人岡山県柔道整復師会ホームページをご覧いただきありがとうございます。
岡山県柔道整復師会は、お蔭様をもちまして昨年社団設立40周年を迎えることができました。これもひとえに県民のみなさまの暖かいご支援の賜物と厚くお礼申し上げます。
昨年のこの時期は、未曾有の大災害(西日本豪雨)で多くの方が亡くなられ、被害を受けておられます。ここに改めまして、亡くなられた方のご冥福と被害に会われた方の一日も早い復興をお祈り申し上げております。当会会員も少なからず被害を受け、残念ながら記念式典の挙行は断念いたしましたが、40周年の輝かしい実績は評価に値するものと考えております。
私たち柔整師会は、県民のみなさまの身近にある《整骨院・接骨院》として日頃から大変お世話になり、また、地域住民のみなさまの健康、福祉に貢献させていただいております。私たちの業務は、『骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉離れ)等」のケガに対して施術のできる国家資格を有する会員で構成された団体です。また、その技術を認められ介護等にお役に立てる機能訓練指導員としてもデイサービスや総合事業にも参入しています。高齢者の介護や介護状態にならないための機能訓練指導をさせていただいております。また、柔道をはじめとする武道、スポーツなど、また災害における救護やケアにあたらせていただいているところです。昨年の西日本豪雨災害の時には会員が避難所において避難者の救護、ケアにあたらせていただき、倉敷市、総社市などから、感謝状を頂戴しております。
このように私たちは地域に密着し、地域の方々の身近な「かかりつけ」とも言える整骨院、接骨院として認知していただいているところです。そういった技術をさらに向上すべく、骨折、脱臼を中心とした技の伝承を図るための「匠の技 伝承プロジェクト」を発足させ、古くは養老律令からとも言われるこの柔道整復技術をさらに磨きあげ、そして、将来に伝承していこうと日本柔道整復師会を中心として、全柔整師の技術と意識向上に努めているところです。
岡山県でも県民と共に歩む柔整師会を目指し、そして、患者さんにとって非常に利便性のある《療養費受領委任制度》を堅持すべく、制度の堅持と周知徹底と自浄に取り組んでいます。県民のみなさまが安心して、安全な施術を受けていただけるよう、会員一同勉学に励み、常に医療保険制度のコンプライアンスに努めています。県民の健康と福祉を守り、県民だれもが質の良い施術を受けられるよう指導を徹底してまいりました。
また、公益社団法人として公益目的事業の少年少女の柔道大会【岡山柔整杯】を主催し、全国大会に参加しております。毎年、大変優秀な選手が多く輩出しているのも私たちの大きな喜びであります。
来年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。その大会には間に合いませんが、岡山柔整杯で育った子供たちがいずれはオリンピックで活躍してくれる日が来ることを切に願っております。また、私たちの技術が選手の方々のパフォーマンスアップに貢献できる活躍の場が与えられることになっていることも誇りに思うことの一つです。
岡山県柔整師会はケガに苦しむ患者さんに、ケガからくる様々な不安を取り除き、一日も早い社会復帰が出来るよう最善を尽くしていきます。整骨院・接骨院が地域の健康インフラとして持続可能で、技術開発可能な組織として運営してまいります。
地域や職場近くにある整骨院・接骨院をお気軽にお尋ねいただき、みなさまのお役に立て、地域に親しまれ、愛され、必要とされ、住民と共に生きていく社会構造が構築されるよう努めてまいります。
岡山県柔道整復師会は、これらの役割を果たしながら『柔道整復師倫理綱領』にある『我々の職務に誇りと責任を持ち、仁慈の心を以て人類への奉仕に生涯を貫く』ことが私たちの進むべき道であると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
公益社団法人 岡山県柔道整復師会
会長 山﨑 邦生