連絡先 090-2095-8174(岡田幸仁)
東山電停から徒歩10分 岡山県護国神社・いさお会館で中村天風の教えを学ぶ行修会・講習会を開催しています。

大谷翔平選手はMLB挑戦の際、中村天風の「運命を開く」(講談社)を熱心に読み、天風哲学を勉強していました。現在でも愛読書は「運命を開く」、後輩に薦めたい本でもあるそうです。稲盛和夫さん・松下幸之助さん他、あらゆる分野のリーダーたちが影響を受けた実践哲学です。本では解りにくい具体的な天風メソッドを解りやすくお伝えします、どうぞご参加ください。
中村天風財団・岡山の会は生涯天風道の実践を目指す人を支援する、真に「自立」した会でありたいと思います。市民としての強さを「自立」と言います。「独立」とは違います。誰にも依存していない状態ではなく、数え切れない人たちがお互いの暮らしと行動を支え合って生きています。お金があればなんとかなると言う人もいますが、使えるシステム、システムを支える人がいなければ役に立ちません。「自立」とは支え合い、頼り合いのことです。
普段は社会の仕組み(ケアのシステム)を使ってあまり人に頼らず生きていられても、いざ病気とか事故とか被災などで自分が人の支えなしに生きられなくなったとき、他人との支え合いのネットワークをいつでも使える用意ができているということが「自立」の本当の意味です。みなさまと支え合える会であるように努力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。




改めまして、「いのち輝く歓び~感謝で活きる」をテーマに、憧れの神戸修練会に今年も参加させていただきました。心から感謝します。神戸は失意のどん底にいた青年、中村三郎が、世界を歩き、高い心の境地に達し、肉体の健康を取り戻し、中村天風として日本に帰ってきた港です。
ウイズコロナの試行錯誤の中、こうして修練会を現実に開催していただきました神戸の会、橋本代表を始めスタッフの皆様のご努力に。そして、全国からご参集みなさま、オンラインでご参加のみなさまでに敬意と感謝を込めて、お互いに盛大なる拍手を送りたいと思います。ありがとうございます。
平成7年、阪神淡路の震災では、ご家族を亡くして、たくさんの子どもたちが孤児になりました。あるNPOが「浜風の家」という、子どもたちが寝起きし生活できる家を作ろうと動きました。すると奈良県十津川村から建築用の木材が無償で送られてきました。日本で一番大きな面積の村ですがほとんどは山です。
明治にこの村は大水害で村人の2/3が被災しました。家も仕事も失った多くの人が、いったん神戸で生活を落ち着けて、そして北海道へ移住して行きました。港から出航する際、「新天地での成功を祈る、神戸の友人より」と染め抜いた手拭いを全員にプレゼントして見送ったそうです。現在、北海道新十津川町として立派な街になっています。「あの時お世話になった」と120年前の恩を返す、義理堅い村人は子孫に申し送りをしていたのでしょう。
神戸のおもてなしを実感していただける修練会になることを確信しています。

2023年7月14日(金)~17日(月)夏期修練会神戸会場(しあわせの村)
改めまして、「心を磨き、体を鍛える〜いのちひびきあう4日間」をテーマに、今年も皆様とご一緒させていただき、心からお礼を申し上げます。
今年もハイブリッドで開催です。神戸の会、橋本代表を始めスタッフの皆様のご努力に。そして、全国からご参集みなさま、オンラインでご参加のみなさまに敬意と感謝を込めて、お互いに盛大なる拍手を送りたいと思います。ありがとうございます。
平成7年、震災で無くなった神戸の美しい景観のひとつ…東灘区に「深江文化村」とよばれる多くの(洋館)が立ち並ぶ一角がありました。国際貿易の玄関だったミナト神戸に近い、風光明美な国際リゾート。往年の文化村は、庶民には近寄りがたい別世界の雰囲気だったそうです。
ただ、ここへやってきた外国人は1910年代、革命と内戦、血なまぐさい暴力の吹き荒れるロシアからの亡命者でした。かれらは「白系ロシア人」と呼ばれました。
実際には、ロシア人ばかりでなく、ウクライナ人、ポーランド人他、旧ロシア帝国の多様な民族が含まれていました。革命軍のシンボルである「赤」を支持しない人を「白」と総称しました。
民族は違っても、厳寒のシベリアの大地を横断し、地球を半周するほどの距離を越えて神戸にやって来た難民でした。
その後、日本では無敵皇軍、一億玉砕と言われていた頃、ヨーロッパでは、人類史上もっとも悲惨な戦いといわれ3000万人が犠牲になった独ソ戦。ウクライナはその主戦場でした。
ヒトラーとスターリンがポーランドに侵攻。ふたりの独裁者は、獲物を山分けしようと、秘密協定をむすんでいました。ところがヒトラーは、同盟を破棄、ウクライナ、クリミアを占領します。
1944年になって、ソ連はクリミアをナチスから奪い返します。クリミア・タタール人も、大きな犠牲を払いました。
ところがスターリンは、すべてのクリミア・タタール人をナチの協力者と決めつけ、シベリアや中央アジアでの労働力として、強制移送しました。75年前のことです。日本人も武装解除後投降した兵士や民間人57万5千人が同じ目に遭っています。私の祖父はシベリア抑留からの生還者でした。今、同じことが同じ場所で繰り返され、解決が見えません。
天風会の目的は世界の真の平和を確立することです。世界の平和は家庭の平和がベースです。修練会に、笑顔で送り出してくれた家族に感謝して、今日もお互いに元気で、天風道を愉快に実践しましょう。