第48回中国学術大会島根大会 参加報告

令和7年10月12日、島根県松江市において公益社団法人 日本柔道整復師会主催「第48回中国学術大会島根大会」が開催されました。岡山県柔道整復師会からも多数の会員が足を運んでくださり、各種講演・研究発表・ワークショップに参加いたしました。
特別講演では、島根大学医学部附属病院 整形外科スポーツメディカルセンター長 門脇俊先生より、「運動器の健康を守るために」と題したご講演を賜りました。整形外科医の視点から、運動器疾患の病態やアプローチについて、最新の知見に基づく貴重なお話をいただきました。
また学術教育部からは徳山健司先生・川戸典知先生による匠伝承プロジェクトの意義とエコーの重要性に関するお話を拝聴し、臨床現場におけるエコーの実用性と技術の世代継承における教育の在り方について深い示唆を得る内容となりました。
研究発表の部においては、当会所属の廣田峻先生が金谷直哉先生、佐々木友弥先生、根岸昇太先生との共同研究「肩関節多方向不安定症に対して実施した運動療法の経過観察ー超音波を用いたフィジカルアセスメント法の経過観察ー」を発表し、見事「最優秀賞」を受賞されました。4人の先生方の研究は実践に根ざした高い専門性と独自性が評価され、岡山県としても非常に誇らしい成果となりました。
さらに、ワークショップでは、「足周辺の骨折の整復固定」および「顎関節脱臼の整復」に関する実技指導が実施され、岡山県からは折戸祐二先生・小倉啓史先生が講師を担当いたしました。臨床に即した技術の習得を目的とした本プログラムは、参加者の関心も高く、実技能力の向上に資する極めて有意義な内容でありました。
本大会への参加を通じて、当会会員の学術的見識と臨床技術の更なる研鑽に資する貴重な学びを得ることができました。今後も引き続き、学術活動への積極的な参加を通じて、柔道整復術の社会的価値と専門性の向上を目指してまいります。

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