4年ぶりの「2023そうじゃ吉備路マラソン」が令和5年2月26日開催されました。

全国からランナー7,321人が総社に集まり,早春の吉備路をそれぞれの想いを持って駆け抜け、それを県内外から集まったボランティア2,454人が様々な角度からランナーを、総社市をサポートします。もちろん私達岡山県柔道整復師会もケアブースを設置し、20名の会員と朝日医療大学校の学生さんでランナーのサポートをさせていただきました。
吉備路マラソンの名の通り、総社市は古来より「吉備の国」と呼ばれていました。その吉備路一帯は備中国分寺、五重塔、造山古墳、雪舟の生誕地など歴史と文化のあふれる地域です。(この原稿を書くために総社市のことを調べていると、以前に出雲大社を訪れた時に観光ボランティアの人から「出雲もいいけど、あなたは地元の近くの総社市の勉強をしっかりしなさい」と叱られたのを思い出します)

そんな他にはない魅力たっぷりのコースは多くのランナー、沿道の応援、給水ボランティアの人々で溢れかえり、岡山県南に春を呼んでくれました。

総社市とは対照的に、私達柔道整復師の業界は養成校が乱立し、それにより柔整師が急増した数十年前に、先輩方の残してくれた文化をうまく伝えられなかったのではないか?五重塔の前のカラフルなランナーを見るとそんな事を考えさせられます。

そんな中で前回の岡山マラソンに続き、今回も朝日医療大学校の学生さんにケアブースに参加いただいたのは、大きな意味があるように思います。
この活動は柔整師が社会に貢献しているという事、(公社)の活動は市民に喜んでもらうだけでなく、それは自分の成長にもつながる事など、大切な事を柔整師のタマゴであり宝でもある学生さんに伝えられたのではないでしょうか。
こんな活動の積み重ねが、きっと未来を切り開くような気がしてなりません。
最後に、今回お声をかけていただいた総社市役所の担当の方、ランナーのためにと連携をいただいた日赤救護、医師会、総社市消防の皆様、そして何よりもケアブースを訪れてくれた300人を超すランナーの皆様ありがとうございました。
また、来年もお会いしましょう。